後追いがいきなり始まった
実家に4泊ほど帰省しているのですが、後追いがいきなり始まりました。
今まで、周りを見ても育児書を見てもネットを見ても、「ああ、うちの子ってかなり育てやすいっぽいな…」という感想しかなかったのですが、ついに噂の、「子の相手以外何もできない!」状態となりました。
実家に着いて、まず父(子の祖父)を見てギャン泣き、リビングにポンと座らせてちょっと水を飲みにキッチンのほうへ行っただけでギャン泣き。寝室でも、ちょっとトイレに行っただけでドアにへばりついてギャン泣き…。
実は、ちょっと早めに保育園に預け始めたので、こういう「ママじゃなきゃダメ」な事態は全く起こらないんじゃないかと思っていたので、動揺を隠せません。同時に、成長や、しっかり懐いてくれていたことにホッとする気持ちもあるのですが、休み明けの保育園、泣くんじゃなかろうかとちょっと心配。自宅に帰ったら治ったりしないかな?
引っ越して、職場と保育園と自宅が同じ駅になった
かなり今更ですが、先月末に引っ越しました。
職場と保育園と自宅が同じ駅になりました。職場から近すぎるのも抵抗があり、職場とは駅を挟んで反対側を選びました。自宅〜保育園が徒歩12分、保育園〜職場が徒歩11分です。
この選択は正しかったと今のところ思っています。やっぱり、電車に乗らずに済むというのは精神的にラクだし、電車が止まってお迎え間に合わない!ということもないし、災害時は這ってでもお迎え行けるし。あと、痩せました。朝と夕方の2回、30分近く歩いてるお陰だと思います。母乳もまだ朝と夕方と夜の3回飲ませてるのもあると思いますが(でも日中は涸れてきたかな…)。だからこんな時間だけどロッテのチョコパイを食べますよ(複数個)。
物件は、不動産サイト各種をかなりしらみ潰しに見ていて、新着で上がってきたその週中に申し込みました。新築だったので、場所と陽が当たりそうかの確認と、あとは図面を見て決めてしまいました。新築は、入居日が決まるまで契約には進まないので、我が家の場合は申し込みから契約まで1カ月半空きました。そのため申し込み後もしつこくより良い物件求めてサイトは見続けていましたが、今住んでいる物件以上の物件は出てきませんでした(勿論、予算を上げれば別ですが)。ちなみに礼金2で出てましたが最終的に1に下げてもらいました。不動産屋に電話で1になるか聞いたのですが、交渉してみるとのことで折り返しになり、電話が来たとき「交渉結果ですが………、1で。」とかやたら溜めて言ってきました。
家のスペックとしては、
・一応2LDK(ただし50平米ない、狭い)
・玄関だけ一階にあるタイプの木造アパートの二階(外階段はベビーカーの上げ下ろしが辛そうなので。エレベーター付マンションは予算足りず。)
・日当たり良好(最重要)
・駅徒歩12分
・閑静な住宅街
・徒歩2分のところに大きめの公園あり
・今まで住んでいた1LDKマンションと同じ家賃
概ね満足です。不満点は、お風呂が狭いのと、駅から少し歩くのと、窓からの景色が終わってるところ(電線ありまくり、向かいの家がボロい)と、不動産屋がやたら溜めて言ってきたことぐらいです。本当はもっと広さが欲しかったですが、意外といけました。子どもが赤ん坊だからかもしれませんが。
しかし引っ越し後すぐの復職だったので、未だに片付いてません。しかも、なんかやる気もなくなってきました。段ボールが無印あたりの家具に見えてきました。いや、やらなきゃなぁ…。
画像はレコードを漁る息子です。
育休切り上げて復職したよ
育休最終日の切なさと愛しさと心強さとは前回記事に吐き出しましたが、
http://kutsushitaikuji.hatenablog.com/entry/2016/06/30/111256
一週間経ってみて気付いたのですが、なんか、慣れてしまった…!
初日はとにかく悲しくて、なぜかというと、せっかく時短で15時に上がってダッシュで迎えに行ったのに「この時間はちょうどおやつ(うちの場合はミルク)の時間なので、16時前ぐらいに来てください」と言われたからです。
いやいやただでさえまだ生後6ヶ月で早めに預けてて辛いのに、少しでも長い時間子どもと過ごしたいという母親の気持ちはどうなるんだよ、ってかさっさと迎えに来てさっさと帰って授乳しないと乳腺炎になるんだよ!という色んな思いが頭の中を巡り巡って、「誰か私を助けて!(久宝留理子)」状態だったのですが、職場から保育園までの道のり(徒歩12分)には古本屋や雑貨屋、骨董品屋がたくさんあり、仕方ないな時間余ったしよぉ、と半ばやさぐれながら雑貨屋を覗いたところ、楽しくて楽しくて、夏らしいイラン製のグラス(画像参照)を数個買って、無駄に荷物を増やして保育園へ向かったんである。
そしてその翌日からは古本屋、レコード屋などまるで子を産む前の自分に戻ったかのように寄り道しまくり、必ず何かしら抱えてホクホクしながら保育園へ向かうという状態になりました。来週からは、喫茶店に入って、買った本を読む時間に充てようかな。たった30分ぐらいだけど、すごく大事な時間になりそうです。
しかしそんな親の心境を敏感に感じ取っているのか、迎えに行っても全然嬉しそうにしない息子。私のこと、本当に好き…?
育休最終日に思うこと
今日で育休が終わります。悲しい、泣きたい。
認可保育園入園目指して加点を得るための選択でしたが、認可の見学に行ってもあんまり育休切り上げて加点ゲット作戦をやっている人がいなくて、わりとみんな加点無しで1歳4月入園に臨む模様。保活ということでは明らかに私のほうが有利なのに、なんか勝った気がしません。勝ち負けというのはおかしいけど、「いいなぁ、まだ半年も子どもとゆっくりできて…」と思ってしまいます。はぁ、なんか今の認証園がすごく良い園なので、一年しっかり休んで、1歳4月はダメ元で加点無しで臨んでもよかったんじゃないかという気がどんどんしてきます。でももう明日から仕事。今さら変えられないので仕方ないですね。
でも、時短で15時上がりとはいえ、本当に15時に上がれるのかとか、同僚へ多大なる負担をかけることとか、やっぱり不安はたくさんあります。
しかし産休に入ってから産まれるまではすごーく長く感じたけど、産まれてからは本当にあっという間でした。毎日何をするでもなく、ひたすら授乳してオムツ変えて、3ヶ月過ぎたぐらいからは子の笑顔を見るために歌ったり踊ったり…。外出するようになってからも、授乳があるので4時間以内で帰ってきたし、なんでこんなにあっという間なのか、わかりません。
低月齢期は真冬だったので、ちょっとコンビニに行くにもモコモコしたやつ着せて、靴下履かせて…と大変だったなぁとか、思い出すとなんか泣けてきます。今のほうがニコニコ笑うし顔もちょっと引き締まってきて可愛いんですが、なんだろうなぁ、あのフニャフニャ感はもう二度とないんだなぁと思うと寂しくなります。
まさか自分がこんなことを思うなんて予想もしていなかったし(産んだら4ヶ月で復職する気だった)、観たい映画も悉く観られてないのに案外平気だったり、離乳食を全て手作りしていたり、自分の知らなかった自分を発見した気がします(小並感)。
あー、もっとゆっくりしたかったな。子よ、ごめんね。保育園のほうが友達もいるしおもちゃもたくさんあるし色んな体験ができるって分かってるけど、ごめんねー。
5ヶ月の赤ちゃんを連れて新幹線移動
抜け毛!抜け毛!抜け毛!
堪忍!映画館トホホ体験~渋谷系男子は映画を観たあと渋谷でどうなるか~
2年ぐらい前の体験です。
冬のある日、禁欲的な作風で名高い監督の、現代にあって敢えて白黒で撮られたヨーロッパ映画を、一人で観に行ったときのことです。開場30分前には現場入り し、整理番号は栄光の3番。「少し後ろの左右ど真ん中」というベストポジションに、余裕で着席することができました。最初座った席でおにぎりを食べました が、一つ右のほうがど真ん中かな?と思って移動する余裕までありました。
そして、チラシや本などを読みながら上映時間を待っていると、左隣に若い渋谷系男子っぽい人が座ってきました。あまりちゃんと見なかったのですが、無害な雰囲気だったので特に気にしませんでした。
ところがです。いざ本編が始まってみると、早速気付いたことがあります。隣の男子の鼻息が物凄く荒いのです。たぶん癖なのでしょう、0.5秒で吸っ て0.5秒で吐くような、速い鼻息です。映画はすごく禁欲的で、セリフはほとんどなく、風の音がゴーッと鳴り響いたり、Aマイナーの弦楽曲が同じ旋律を 延々繰り返すだけでした。彼の鼻息は風が吹くと一層吹いて、Aマイナーの音楽のテンポをはるかに凌ぐ速さです。当然私は全く映画に集中できず、男子をチラ チラ見たり、左耳に指を突っ込んでみたり、鼻に指を突っ込んでいるように見える芸をしたりしてアピールしましたが、一向に気づく気配はありません。そこ で、「いっ そ」と思い、私も血走った目で、馬を思わせるような鼻息を響かせてやりました。ホラ、うるさいだろう?集中できないだろう?ということを思い知らせてやろ うと思ったのです。しかし相手は反省して鼻息を鎮めるどころか、今までのヘルツを上回る激しさの鼻息でもって応戦してきたのです。たぶん彼は「あ、いいん だ、この人もうるさいし僕も遠慮せずいこう」と思ったんだと思います。私は悔しさにハンカチを噛みました。そして諦めました。もう今回はまともな鑑賞環境 を期待するのはやめよう、と思いました。いつしか私は眠りに落ちました。そういえば、この監督の映画は前作も寝たんだった。
ふと意識が戻ったときにはエンドロール。男子の顔を一目にらんでやろうと、彼が席を立つと同時に私も立ち、後をつけました。すると彼はおもむろに電 話を取り出して会話をはじめ、「今観た映画すごい良かったよ、寝てた人もいたけど俺は良かったな~」と幸福そうにホクホクとのたまいました。なんというこ とでしょうか。寝てた人とは私のことでしょうか。で も私は怒りませんでした。なぜなら、彼のズボンのお尻のところに、米が一粒くっついているのを発見したからです。それはまぎれもなく、私が最初に彼の席に 座っていたときに食べたおにぎりの一粒でした。この時私はこの世に神の存在を確信しました(僕のアーバンブルーズへの貢献)。彼はこの後、スクランブル交 差点を渡り、友とあいさつを交わし、今日観た映画のことを、知的な語彙を用いて話すかもしれません。でも、尻に米ついてるよ。
こ の映画は後から調べてみるとすごく評価が高いみたいでした。ですが、かわいそうな私には良さが全くわかりませんでした。映画館って、隣にどんな人がくるの かがわからないところがスリルで、そしてそれはあんまり楽しくないスリルだと思うのです。それでもやっぱり映画館に行ってしまうんだよなぁ。でもこのとき は、鼻息だけしか頭になかった。
(最近更新できなくなってきた映画ブログからの転載。雑記のみちょくちょく転載することにします)