息子が1歳になった
もう二週間ほど前ですが、息子が無事1歳になりました。祖父母が四人集まってやんややんやの大騒ぎで、餅を背負わされたり靴を履かされたりした息子は終始泣いていましたが、良い誕生日会でした。
一年前の今頃は、21時に寝かしつけ開始したのに寝たのは夜中の3時とかザラだったし、乳首がパックリ切れて授乳のたびに激痛だったし、母乳が出てるんだか出てないんだかわからなかったし、実母の「娘を励ましたりサポートしたりするためというよりは子育てを経験した者としての承認欲求を満たすため」に発せられたとしか思えない発言の数々にイライラしすぎて夜通し泣いたり、なかなか辛い日々だったなぁ。にも関わらず、懐かしくてたまらず、「とっても愛おしくて大切な時間だった」とポエム調で言ってしまいそうになるのはなぜなんでしょうか。たぶん、あの頃のこの子にはもう二度と会えない、っていうのがあるからなのかな。
仕事のほうは、ミスはだいぶマシになってきたし、15時上がりだったのが16時上がりになったことでずいぶん片付けられるようになったので、まぁまぁ穏やかに仕事ができるようになりました。ミスについては単純に「多少のミスは気にしない」という鋼の精神が出来上がったからかもしれませんが。産休前だったら青ざめていたようなミスも「ま、いっか」という境地で、一応謝りまくるものの、予め録音しておいた「申し訳ありません!!」というセリフの再生ボタンを押して流しているような感覚です。絶対バレてるよな。
しかし大変なのは食事作りで、16時に上がって保育園に迎えに行き、スーパーに寄って帰宅すると17時近くなっていて、息子の夕飯は18時ぐらいなので、17時半頃には支度を開始しなければなりません。で、18時頃に食べさせて口と手を拭いてテーブル片付けたら18時半を過ぎていて、今から大人の食事作らなきゃ…というのがかなりしんどいです。なので帰宅後すぐ材料をザクザク切って鍋に投入し、あとは煮込み時間として放置できるような、ポトフとか白菜と豚肉のミルフィーユとか、そんなものばかり作っています。夫がグルメじゃなくて良かった。
そういえば、先月、認可保育園への入園申し込みをしました。今の認証は確かに狭くて園庭がないし看護師もいないけれど、他には特段不満もなくて場所も良いので、こんなんだったら認可転園目指して早めに復職したりせずに一年休めば良かった、と何度も思いましたが、まぁせっかく加点を稼いだので申請しました。三つしか希望園を書かなかったので、兄弟加点のある人がたくさんいたら転園できませんが、なんかもういいや…という気持ちです。希望園をどうするかについては、私立と区立だと区立のほうが親の負担が大きい印象で、でも3人の子育て中の職場の先輩は断然区立推しで、迷いましたが結局区立は三番目に書きました。場所的にも書いた中では一番遠いので。なんかもう結果発表に向けてたいして緊張もしないし、どこに決まっても(または転園できなくても)いいや、という感じです。このぐらい余裕でいられるのは、0歳4月で認証に入れたからだし、早めに復職して加点を得ているからなのですが、見学の時に少し話した人なんかは丸腰で1歳4月に臨む人も結構いて、なんだか未だに復職時期についてはグダグダ考えてしまいます。
育休明け、仕事でミス連発
仕事復帰して、早いものでもう3ヶ月目となりました。
8月は閑散期なのもあって、「いけるいける!両立いける!」という気になってましたが、先日、7月中にやらかした大きなミスに気づき顔面蒼白。8月中に気づいていたら間に合ったのですが、全然気付かず。周りに迷惑かけまくって、なんとか収まった。と思ったら、2発目をやらかした。これは三日前にやらかしたのを今日気付いた。関係者にひたすら平謝り。もう泣きたい。
内容は、産休入る前は普通にこなしてた仕事の大事な段取りを一つすっとばしたのが一つ目、産休入る前にやってた仕事の記憶に自信満々で特に確かめもせず進めて、だいぶ人を巻き込んだ後で根本から違っていたことに気付いた、というのが二つ目。マジ普通に仕事できない人です。
元々いい加減な性格なので今の仕事に向いているとは思えないのですが、産休前と同じ、やたら責任が重くてミスをした時の影響が大きいポストに復帰しました。しかも一人でやってる仕事。
他の部署だったら、もっとチームでやるから、ミスしても迷惑がかかるのはチーム内に止まることも多いだろうに、なぜ、特に能力が高いわけでもない私がこの仕事に…。ありていに言えば、つまりこの仕事、ミスったら目立つんだよ!特にキャリア志向でもないし、俗に言うマミートラックで良かったのに…
と愚痴みたいになったけど、上司は怒りもせず、テキパキ対処法を指示してくれて、人的環境には本当に感謝しています。
しかし私、保育園が理由とはいえ育休を半年も早く切り上げて、かえって周りに迷惑かけて、ミスの処理で延長保育使ったりしたので子どもにも負担かけて、何やってるんだろう…。と思ったら、帰って来てから泣けてきました。
専業主婦の選択肢なんて考えたこともなかったけど、こうなると専業主婦になってずっと子どもと遊んでいられたら幸せだな、と思ってしまいます。でも、ずっと子どもと一緒なのも大変なんだよな。仕事うまくいかないからって専業主婦いいなーとか言うのは専業主婦に失礼だよな。
画像は今月頭(ミスに気付く直前。最後の幸せな時だった)、平日だけど仕事は休みという日に子どもをいつも通り預けて調子乗って観に行った映画二本。面白かった、面白かったよ…。
後追いがいきなり始まった
実家に4泊ほど帰省しているのですが、後追いがいきなり始まりました。
今まで、周りを見ても育児書を見てもネットを見ても、「ああ、うちの子ってかなり育てやすいっぽいな…」という感想しかなかったのですが、ついに噂の、「子の相手以外何もできない!」状態となりました。
実家に着いて、まず父(子の祖父)を見てギャン泣き、リビングにポンと座らせてちょっと水を飲みにキッチンのほうへ行っただけでギャン泣き。寝室でも、ちょっとトイレに行っただけでドアにへばりついてギャン泣き…。
実は、ちょっと早めに保育園に預け始めたので、こういう「ママじゃなきゃダメ」な事態は全く起こらないんじゃないかと思っていたので、動揺を隠せません。同時に、成長や、しっかり懐いてくれていたことにホッとする気持ちもあるのですが、休み明けの保育園、泣くんじゃなかろうかとちょっと心配。自宅に帰ったら治ったりしないかな?
引っ越して、職場と保育園と自宅が同じ駅になった
かなり今更ですが、先月末に引っ越しました。
職場と保育園と自宅が同じ駅になりました。職場から近すぎるのも抵抗があり、職場とは駅を挟んで反対側を選びました。自宅〜保育園が徒歩12分、保育園〜職場が徒歩11分です。
この選択は正しかったと今のところ思っています。やっぱり、電車に乗らずに済むというのは精神的にラクだし、電車が止まってお迎え間に合わない!ということもないし、災害時は這ってでもお迎え行けるし。あと、痩せました。朝と夕方の2回、30分近く歩いてるお陰だと思います。母乳もまだ朝と夕方と夜の3回飲ませてるのもあると思いますが(でも日中は涸れてきたかな…)。だからこんな時間だけどロッテのチョコパイを食べますよ(複数個)。
物件は、不動産サイト各種をかなりしらみ潰しに見ていて、新着で上がってきたその週中に申し込みました。新築だったので、場所と陽が当たりそうかの確認と、あとは図面を見て決めてしまいました。新築は、入居日が決まるまで契約には進まないので、我が家の場合は申し込みから契約まで1カ月半空きました。そのため申し込み後もしつこくより良い物件求めてサイトは見続けていましたが、今住んでいる物件以上の物件は出てきませんでした(勿論、予算を上げれば別ですが)。ちなみに礼金2で出てましたが最終的に1に下げてもらいました。不動産屋に電話で1になるか聞いたのですが、交渉してみるとのことで折り返しになり、電話が来たとき「交渉結果ですが………、1で。」とかやたら溜めて言ってきました。
家のスペックとしては、
・一応2LDK(ただし50平米ない、狭い)
・玄関だけ一階にあるタイプの木造アパートの二階(外階段はベビーカーの上げ下ろしが辛そうなので。エレベーター付マンションは予算足りず。)
・日当たり良好(最重要)
・駅徒歩12分
・閑静な住宅街
・徒歩2分のところに大きめの公園あり
・今まで住んでいた1LDKマンションと同じ家賃
概ね満足です。不満点は、お風呂が狭いのと、駅から少し歩くのと、窓からの景色が終わってるところ(電線ありまくり、向かいの家がボロい)と、不動産屋がやたら溜めて言ってきたことぐらいです。本当はもっと広さが欲しかったですが、意外といけました。子どもが赤ん坊だからかもしれませんが。
しかし引っ越し後すぐの復職だったので、未だに片付いてません。しかも、なんかやる気もなくなってきました。段ボールが無印あたりの家具に見えてきました。いや、やらなきゃなぁ…。
画像はレコードを漁る息子です。
育休切り上げて復職したよ
育休最終日の切なさと愛しさと心強さとは前回記事に吐き出しましたが、
http://kutsushitaikuji.hatenablog.com/entry/2016/06/30/111256
一週間経ってみて気付いたのですが、なんか、慣れてしまった…!
初日はとにかく悲しくて、なぜかというと、せっかく時短で15時に上がってダッシュで迎えに行ったのに「この時間はちょうどおやつ(うちの場合はミルク)の時間なので、16時前ぐらいに来てください」と言われたからです。
いやいやただでさえまだ生後6ヶ月で早めに預けてて辛いのに、少しでも長い時間子どもと過ごしたいという母親の気持ちはどうなるんだよ、ってかさっさと迎えに来てさっさと帰って授乳しないと乳腺炎になるんだよ!という色んな思いが頭の中を巡り巡って、「誰か私を助けて!(久宝留理子)」状態だったのですが、職場から保育園までの道のり(徒歩12分)には古本屋や雑貨屋、骨董品屋がたくさんあり、仕方ないな時間余ったしよぉ、と半ばやさぐれながら雑貨屋を覗いたところ、楽しくて楽しくて、夏らしいイラン製のグラス(画像参照)を数個買って、無駄に荷物を増やして保育園へ向かったんである。
そしてその翌日からは古本屋、レコード屋などまるで子を産む前の自分に戻ったかのように寄り道しまくり、必ず何かしら抱えてホクホクしながら保育園へ向かうという状態になりました。来週からは、喫茶店に入って、買った本を読む時間に充てようかな。たった30分ぐらいだけど、すごく大事な時間になりそうです。
しかしそんな親の心境を敏感に感じ取っているのか、迎えに行っても全然嬉しそうにしない息子。私のこと、本当に好き…?
育休最終日に思うこと
今日で育休が終わります。悲しい、泣きたい。
認可保育園入園目指して加点を得るための選択でしたが、認可の見学に行ってもあんまり育休切り上げて加点ゲット作戦をやっている人がいなくて、わりとみんな加点無しで1歳4月入園に臨む模様。保活ということでは明らかに私のほうが有利なのに、なんか勝った気がしません。勝ち負けというのはおかしいけど、「いいなぁ、まだ半年も子どもとゆっくりできて…」と思ってしまいます。はぁ、なんか今の認証園がすごく良い園なので、一年しっかり休んで、1歳4月はダメ元で加点無しで臨んでもよかったんじゃないかという気がどんどんしてきます。でももう明日から仕事。今さら変えられないので仕方ないですね。
でも、時短で15時上がりとはいえ、本当に15時に上がれるのかとか、同僚へ多大なる負担をかけることとか、やっぱり不安はたくさんあります。
しかし産休に入ってから産まれるまではすごーく長く感じたけど、産まれてからは本当にあっという間でした。毎日何をするでもなく、ひたすら授乳してオムツ変えて、3ヶ月過ぎたぐらいからは子の笑顔を見るために歌ったり踊ったり…。外出するようになってからも、授乳があるので4時間以内で帰ってきたし、なんでこんなにあっという間なのか、わかりません。
低月齢期は真冬だったので、ちょっとコンビニに行くにもモコモコしたやつ着せて、靴下履かせて…と大変だったなぁとか、思い出すとなんか泣けてきます。今のほうがニコニコ笑うし顔もちょっと引き締まってきて可愛いんですが、なんだろうなぁ、あのフニャフニャ感はもう二度とないんだなぁと思うと寂しくなります。
まさか自分がこんなことを思うなんて予想もしていなかったし(産んだら4ヶ月で復職する気だった)、観たい映画も悉く観られてないのに案外平気だったり、離乳食を全て手作りしていたり、自分の知らなかった自分を発見した気がします(小並感)。
あー、もっとゆっくりしたかったな。子よ、ごめんね。保育園のほうが友達もいるしおもちゃもたくさんあるし色んな体験ができるって分かってるけど、ごめんねー。